「目には目を歯に歯を」の本当の意味は実は復讐ではなかった!

「目には目を歯には歯を」

このことわざの本当の意味を知ってますか?

同害報復の意味でよく使われる言葉ですが、

実は正しい意味は違います!

今回はこのことわざの

本当の意味について語ります!

 

一般的な定義

 

「目には目を歯には歯を」

このことわざの意味は、

自分が受けた害をそっくりそのまま返して

復讐するということです。

つまり目を潰されたら相手の目を潰し、

歯を折られたら相手の歯を

折り返すということ。

報復です。

 

本当の意味

 

しかし本来の意味は結構違って、

勘違いして覚えてしまっている人が

多いんです。

 

このことわざは実は

ハンムラビ法典からきています。

そしてその原文では、

弱者を助けるための言葉として

載っています。

 

本来の意味は、

自分が誰かに傷つけられた時、

それ以上のことをして

相手にやり返してやりたいと思うような

過剰な報復を禁じ、

同等の罰を与えるにとどめて

復讐が連鎖し拡大していくことを

防ぎましょうということを

表しているのです。

相手に与える罰の限界を

あらかじめ定めておいて、

弱者がおとしめられないように、

この言葉が法典に書かれているのです。

 

「やられたらやり返す。倍返しだ!」

という言葉が一時期流行りましたが、

まさにこんな考えで

過度に報復を試みるような

野蛮な心を戒めなさいということですね。

その証拠にハンムラビ法典には

このことわざのあとがきとして

「弱者が弱者を虐げないように、

正義が孤児と寡婦とに授けられるように」

という文言があるそうです。

復讐を推奨するのではなく、

理不尽なやり方を改める

正義の言葉なんですね!

 

また別の説では、

「自分のしたことは

そのまま自分に返ってくる」

ことを指しているそうです。

目を潰されたら自らの目で償い、

歯を折ったら自らの歯で償いなさい

ということです。

 

どちらにしても、

私たちが日頃使っている意味とは

真逆とも言える言葉が、

現在までにひねくれて

広がってしまったのかと思うと

ちょっと怖いですね(笑)

 

倍返しだ!と思ってしまったとき

 

さて、なぜ突然

この言葉の話をしているのかと言いますと。

 

私たちは知らず知らずのうちに

現代の復讐の意味での

「目には目を歯に歯を」を

してしまっているなあと

最近思ったからです。

 

たとえば私は、

もともと時間にルーズなタイプなんですが、

友達と遊ぶ約束なんかには

できるだけ遅刻しないように

待ち合わせに向かうように

努力しています。

でも、友達の中には

私と同じように時間に適当な子もいたりして、

その友達と遊ぶ時には

待ち合わせ時間に間に合うようには

意図的に行動していません。

それはやっぱり

「その子もよく遅刻するんだから、

私が遅刻して待たせてしまうことになっても

文句は言われないだろう」

と思っているからです。

 

でもこれってよく考えてみると

「目には目を歯に歯を」の精神が

働いていると思いませんか?

その子がよく遅刻をして

私が待たされることもあるから、

私が遅刻をして

相手を待たせることになっても

当然だと思っているのです。

 

また別の例として、

付き合っている彼氏が心配性だから

いつもバイト終わりが遅くなった時は

メッセージを送るように

していたけれども、

彼氏が女友達と遊びに行っているときには

「帰るよ」のメッセージがなかったりすると、

「彼氏がメッセージしてこないなら

私だけそんな律儀にしなくてもいいや」

なんて思ったり。

 

遅刻やメッセージの例でなくても、

あなたも日常を振り返ってみて

こうゆうことありませんか?

私はこれらの例以外でも

結構同じようなことをしていることに

気づきました。

そして、復讐心なんていう

ドロドロした気持ちなんか

もちろんないんだから

悪いことでもなんでもない!

むしろ相手に合わせてるんだ!

と思っていました。

 

しかしこれら2つの例にあるような

「相手がするから私もしてもいい」

という法則に則るなら、

「Aちゃんがよくお財布を忘れて

私が奢っている

Aちゃんに次回

同じだけ奢ってもらうのが当たり前」

「B君が私の悪口を

広めているらしいから

私もB君の悪口を言いまくる」

「彼氏が浮気をするから

私も浮気をする」

となります。

そしてそれを当たり前のことだと

言えるのだろうか?

と思ったのです。

 

それは違いますよね。

ここまでくるとさすがに、

周りの人がそういったことをしていようとも、

こういう行為は悪だ!と分かるし、

自分もしようなどとは考えません。

 

恐ろしいのは、

遅刻にしても連絡をしないことにしても、

実はこうやって相手側に理由をつけて

自分のそういった悪事を

合理的だと当然のように

考えていることです。

 

私はこのことに気付くまでは、

「私が友達との約束に遅れるのは

そのほうが友達も

時間に合わせないといけないという

プレッシャーを感じなくて済むだろうから、

私はその友達のために

こうやって遅刻しているんだ」

なんてすら考えていました。

 

でも本来は、

「私は相手を待たせることは

良くないと思っているから

遅刻しない」

もしくは

「私はマイペースな人間で

それを受け入れてほしいと

思っているから

誰が相手でも遅刻する」

というような、

自分軸の考えで何事も行動するべきですし、

そうでなければやはり、

ただの復讐です。

 

そうとなると今までの自分は

偽善者だったんだなあ、

と気づきました。

相手に合わせているのだと言って

自分の行為を正当化し、

それで文句を言われたら

「あなたが先にしたことでしょ?」と言う。

本当は自分自身が遅刻したかったし、

彼氏へのバイト終了の報告メッセージは

面倒くさくてしたくなかった。

そういう自分の意思が、

遅刻や連絡さぼりを促したのに、

相手に理由をなすりつけて

良いように使っているだけなのです。

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正しく「目には目を歯には歯を」を使おう

 

哲学者マルクス・アウレリウスの言葉に

「最大の復讐の方法は、

侵略者の真似をせざることなり。」

という有名なものがありますね。

 

自分がされて嫌なことを

同じようにやりかえして

仕返しするのは

人間として器が小さいように感じます。

その代わりに、

どんなささいなことでも、

いやむしろ日常の小さな決断ひとつひとつから、

自分の善悪の基準で判断し

行動することができることは

とても尊いです。

 

こんちくしょう!と思って

やり返したくなったとき、

それを実行に移してしまうということは

つまりあなたはその敵に

心をのっとられています。

相手に心を侵略されています。

本来のあなたであれば

相手のしたことは悪いことだ、

自分はそれをするような悪い人間ではない、

と分かるはずなのに、

相手に侵略されて本来の自分を見失い、

悪事を働く。

相手の真似をしているのです。

だからこそ、マルクスは

「侵略者の真似をせざるなり」

と言ったのかなあと私は解釈しています。

誰にも流されず

自分の芯を持つ強さを見せつけることが

1番クールな復讐だなあ、

と思えました。

 

まとめ

 

これから

「目には目を歯には歯を」

という言葉を会話で聞いたとき、

みなさんが本当の言葉の意味での

「目には目を歯には歯を」

を思い出して、

自分本来の心のあたたかさや

正義を取り戻すきっかけに

なってくれたらとても幸いです。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました♪

AYA

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